絶対に目標達成するための具体的な行動

絶対に目標達成するための具体的な行動


これは社会人になって半年の勉強でTOEICで800点越えをしたり、一人でアプリをリリースさせたり、目標を達成したときに、どのような行動をとっていたかの方法論をまとめたものです。

今回は前回の続き「絶対に目標達成するための具体的な行動」になります。
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そちらをお読みでない方はそちらからお読みください。

目標を設定する
そもそも目標設定って何のためにするのでしょうか?
その答えは、

どこに行こうとしているのかわかっていなければ、どの道を通ってもどこにも行けない。

からです。

例え話を一つ。

あなたが街を歩いていると、二人の旅人に会いました。どこにいくんですか?と二人に質問しました。それぞれ答えは以下のようなものでした。

一人目: いや~、特に決めてないんですよ。なんか気づいたら旅にでてたみたいな感じで、笑。西に向かってる人が多いみたいなんでとりあえずそっちに行ってみます。

二人目: シルクロード通って、フィンランドまでオーロラを見に行くつもりです。もちろん天候の影響などでスケジュール通りにはいかないかもしれません。けど夢なので絶対に見たいですね。


さて、旅が終わったとき、どちらのほうが感動の多い、いい旅だったといえると思いますか? 一人目のほうも、偶然道端に咲いている名もない花を見つけ感動したり、暖かい言葉かけてもらったりして結構満足する旅になるかもしれません。 けど、せっかく生まれてきたのなら二人目のようになりたくないですか?

この世の中は求めさえすれば本当に楽しいことがたくさんあります。

ここで、読者の方に一つ質問をします。

あなたは、五年後どんなことをしていて、どんな人になっていたいですか?

もし、即答できないようであれば、あなたは上記の一人目の旅人と同じです。 別にそれでいいというのであればそれでいいです。 しかし、もしあなたが人生をより豊かなものにしたいと思っているのに、上記の質問に答えられないのであれば、それは大変不幸なことです。

目標を設定する具体的な方法
実際に、目標に何を設定するかですが、こればっかりは人それぞれなので自分で頭をひねって考えてください。

ただ、設定するにあたって、以下2点に注意してみてください。


  • 目標を達成したときのイメージがありありと想像できるものであればあるほど、目標は達成しやすい。
  • 記述した目標を見返したときにワクワクする感情が湧けば湧くほど、目標は達成しやすい。

人間を目標に向かわせるパワーは「自分はそれを達成できる」という信念から生まれる。

ということですね。
以下は目標設定の典型的なダメな例です。

今年こそTOEICで絶対900点とる!!!

全然ダメですね。

上で述べた留意すべき点を2点とも守れていません。
そもそも書き出しの「今年こそ」っていうのがまずダメです。去年は失敗してしまったという負のイメージが無意識のうちに頭に刷り込まれてしまいます。

では、どう書くかですが、私ならば以下のように書きます。

2018年12月24日、ETSから一枚の封書が届いた。私は、はやる気持ちを抑えて封を開け中の紙を確認した。
915点。やった!!受験時に手ごたえはあったがやっと達成できた!よし。さっそく、来週の忘年会で後輩に自慢してやろう。××ちゃんもくるっていってたからきっと羨望のまなざしで見られるはず、笑。来年はカナダから○○さんが出張で来るらしいのでこの英語力駆使して仕事円滑に進められるはず。 TOEICは続けさえすれば必ず得点はあがる。必ず実現させる。
おっさんになっても自分の頭の中は中学生から全然変わってません。
他人に見られて恥ずかしいとかそんなの関係ねえ。
もっと高尚な目的を設定して、高次元の喜びを得られる人がいるならそれはそれで全然いいと思います。
これは人それぞれです。
ただ、自分の感情に嘘はつかないでください。
ちょっとテンション高めに書くのがポイントです。

目標達成までのイメージ
目標達成までのイメージを簡単に説明します。

1.目標設定

 左図のようにあなたはこれまでに目指すべき目標を設定しました。
それは現在の自分では、ジャンプしようが、もがこうが決して届かない場所にあります。なんとかして到達したい。けど、届かない。非常にもどかしいです!



2.時間を使う

あなたは途方にくれています。
ふと横を見てみると「時間」という雲のようなふわふわした得体の知れないものがることに気づきました。 「時間」は実体があったかと思えば、手元をすり抜けていくような、なんともつかみどころがないものです。
あなたは考えます。よし!こいつを使って目標まで到達してやろう!

いろいろ実験してみると、「時間」は正しく手間をかけて加工すれば、実体のある強固なブロックに変換できるということがわかりました。

あなたは、頑張って手間をかけてひとつひとつ「時間」をブロックに加工し、正しく積み上げていきました。 そしてついに設定した目標に到達することができました!あなたは最高の充実感を感じています。そこから見える景色も最高です!

以上が目標達成までの簡単なイメージです。
重要なのは以下の2点。

  • 「時間」を強固なブロックに変換する。
  • ブロックを正しい場所に積み上げる。
もうお分かりかと思いますが、前回説明したキャズムを超えることが、つまり「時間」を強固なブロックに変換する ことです。
時間は有効に使っても、使わなくてもどんどんすり抜けて減っていきます。
しっかりと捕まえて、ブロックに変換しましょう。

ブロックを正しく積む
これまで、時間をブロックに変換する方法について説明しました。
しかし、せっかく良質なブロックを量産しても、正しく目標に向かって積み上がっていなければ目標にはいつまでたっても到達しません。 そのため、正しく積まれているかを確認するレビューが必要となります。

GTDでは週次レビューが推奨されています。私も週次レビューに賛成です。
できれば、土曜日の午前中にコーヒーでも飲みながらリラックスして行うのがいいと思います。
一週間本当にお疲れ様です。 大げさかもしれないですが、きっとあなたの行った作業は、まわりまわりまわって、日本全体を豊かにしていると思います。 レビューは基本的に楽しい作業になると思います。

レビュー時に注意して見返すべき点は、以下の4点です。

  1. ブロックの絶対数が少ない
  2. ブロック数は多いが、上に積みあがっていない
  3. いびつな形のブロックが多い
  4. 目標と違う位置に積み上げてしまっている

以上の点から、一週間を振り返ってみてください。

どうすればもっと効率よく目標に向かってブロックを積めたでしょうか?
作業の一つ一つは丁寧に進められましたか?
積み上げる場所は間違っていませんか?
気づいた点を、書き出してみてください。

ただし、ここでも、ネガティブなことは絶対に書かないでください。 反省はするが後悔はしない。が正しいです。 後悔する時間があるなら、次どうすればうまくいくのかを必死で考えてください。

心と体を整える
目標を立てたのに途中で投げ出してしまう原因は以下の2つしかないということをまず理解してください。

やる気が起きない。つまりMindが低下している。仕事で失敗して上司に怒られたなど。
体調が思わしくない。 疲れがたまっている、寝不足、風邪ひいているなど。

途中で投げ出してしまうのは、必ず上記2つのどちらか、あるいは複合が原因です。

投げ出したとき人は、自分を責めがちですが、続かないのは消してあなたの心が弱いからではなく、飽きっぽいからでもありません。 単純に上記の2つ(またはどちらか1つ)が原因です。

逆説的に考えると、常にやる気十分、体力万全の状態にもっていきさえすれば必ず目標は達成できます。
問題は、Mindが低下しているときと、Bodyが低下しているときで取るべき行動が違うことです。
ここが認識できていない人が結構多いです。
Mind、Bodyが低下しているとき、どういうアクションをとれば復活するか具体的なアクションを書きためておきましょう。
以下、現在私のFor MindとFor Bodyに書いてあることです。

For Mind

◆ジョブズ自叙伝Ⅱ p.424~読む。

◆Jobs伝説のスピーチを聞く。 http://www.youtube.com/watch?v=XQB3H6I8t_4

◆ポジティブ思考は、筋トレと同じで、毎日繰り返し訓練することで身につけることができる。ということを意識する。
 1.ポジティブな考え方をつくる
 2.ポジティブな考え方について読む
 3.ポジティブな考え方を書く
 4.ポジティブなことを毎日考え、計画する
 5.ポジティブな言葉を自分にも他人にも言う
 6.たわごとはすべて無視する。

◆目標達成した場面をイメージだけで、興奮で心拍数を高められるようになる訓練をする。

◆重要なのは、自分の仕事、人生に「誇り」をもつこと。

◆ごちゃごちゃ考えずまず始めてみよう。 作業が着火点となり、一気に燃え上がることがある。


For Body

◆姿勢が悪くなっているようならば、すぐ直す。 http://www.earthinus.com/2013/02/rolfing.html

◆4点呼吸法を実行する。
 1.左上の角を見つめながら、息を吸い込む(4秒間)
 2.右上の角に視線を移し、息を止める(4秒間)
 3.右下の角に視線を移し、息を吐く(4秒間)
 4.左下の角に視線を移し、心の中でささやく。「リラックス、リラックス、スマイル」これを何度もくり返す。

◆10分ほど散歩に出かける。

◆コーヒーを飲む。ガムをかむ。

◆栄養ドリンク(アリナミンV)飲む。

◆どうしても、眠いとき疲労が激しいときは、もうそれ以上仕事しても効率悪いだけなのでとっとと家に帰って早く寝る。

私は、なんかやる気起きないな~というときはFor Mindに書いていることを上から実行し、 なんか疲れてんな~というときにはFor Bodyに書かれていることを上から実行しています。

そして、それぞれの欄は気づいたときにメンテして、常に入れ替えてます。
もし、「決まったルーティンもってないよ」という人がいたら、まずは上のコピペして使ってみてください。そして、少しずつ自分仕様に変えていってください。

For Mindに書いてある書籍名とページ数ですが、私の場合は、購入した本は自炊してPDFの形で持っているので、仕事場だろうが、家だろうが常にすぐアクセスできるようになっています。
啓発本は一回読んで終わりではなくて、心の琴線に触れたところを付箋貼るなりしておいて、たびたび見に行くというのが正しい使い方だと思っています。
本で持っている人は、コピーしてノートに貼りつけるなどしてすぐアクセスできるようにしておくことを強くお勧めします。


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Text by Takashi Yoshida