【知らなきゃ】すべてのアプリ開発者に送るフックモデルとは?【ヤバイ】

【知らなきゃ】すべてのアプリ開発者に送るフックモデルとは?【ヤバイ】



アプリを企画開発する立場の人で「フックモデル」を 知らない人はまずいないと思いますが、もし知らないとしたらかなりヤバイですよ。

せっかく苦労してアプリ開発したのに、一回ダウンロード・起動しただけでそれ以降使ってくれないとか。 悲惨すぎます。

それはもしかしたら、あなたのサービスが「フックモデル」に従っていないことが原因かもしれません。
本記事は、フックモデルを説明した以下の書籍の紹介です。



まとめ

〇フックモデルの最終目標は、ユーザのアプリの使用を「習慣化」すること。

〇フックモデルは、「トリガー」「アクション」「リワード(報酬)」「インベストメント(投資)」の四つのフェーズで形成される。


第一章で著者は、ユーザがサービスを利用することを「習慣化」することが、重要だと述べています。

皆さんは無意識のうちに、Instagramを開いていたりTwitterのいいねを確認したりしていませんか?

自分が意識したわけではないのに、気づいたらアプリを開いてしまっている状態。 これこそがまさに「習慣化」された状態です。

習慣化というか、中毒状態ですね。

習慣化されると、アプリの競争力が高まり、課金に対してしきいが下がり、ほかの類似のサービスへの乗り換えられる可能性もぐっと下がるとのこと。

さて、どうすればユーザをそのような中毒状態にすることができるのか?
Twitterを例にとって、フックモデルを説明していきます。


外的トリガー(きっかけ)
トリガーは、ユーザをフックモデルに引き込むためのきっかけとなるものです。
なぜ、Twitterアプリを自分のスマホにインストールするか?

それは、たまたま広告を見たからかもしれないし、好きな子がやっているからかもしれません。
著者は、アプリを使い始める外的トリガーを
①有償トリガー
②名声トリガー
③口コミトリガー
④自己トリガー
の4つに分けて説明しています。

アクション
うまいこと引き込みに成功したら、次のステップは、アクションです。

これは、ユーザに自発的に、簡単な行動をとらせること。

Twitterの場合、アカウントを作成させたり、「いいね」ボタンを押したり、 画面をスクロールさせたりすることに相当します。
アクションは、簡単であればあるほどよいとのこと。

Twitterアプリは、自発的にかつ簡単にアクションを起こさせるようなUIになっています。


リワード(報酬)
リワードは上記のアクションに対して与えられる報酬のこと。

例えば、友人の近況が知れたり、誰が誰をフォローしているのか知れたりすることが報酬に当たります。

そして、その報酬は、予測不可能であることが重要だといいます。

確かに、友達の近況などは、予測不可能なのでワクワクします。

インベストメント(投資)
これは、ユーザにちょっとした労力を掛けてもらうことです。

例えば、Twitterでは、ツイートをしたり、数名をフォローしたりする行為に相当します。
インベストメントは、アクションとは異なりすぐその場で報酬が得られるわけではないですが、 中長期的な報酬を得るための、まさに「投資」となります。

Twitterでは、初回ログイン時に数名フォローすることを強制されます。
これが、次にアプリを開くときの強力な「内的トリガー」となります。

内的トリガー
これは、最初に説明した「外的トリガー」とは異なり、自分の内部で 生じたトリガーとなります。

Twitterでいうところの、ツイートに何件いいねついてるかな?とか、フォローしたあの人が 面白いツイートしてないかな?
などつい気になってしまうことが内的トリガーです。

これによってユーザはアプリを何度も何度も起動してしまうのです。
起動すると、「アクション」→「報酬」→「次の投資」→「内的トリガー」→「起動」・・・・ とループになり習慣化の完成です。



最後に10億ダウンロード突破したモンスターアプリ「ポケモンGO」を、 このフックモデルに当てはめて終わりとします。

〇外的トリガー
 任天堂のゲーム遊んで面白かった記憶
 口コミ。思い入れのあるポケモンたち

〇アクション
 モンスターボールを投げる
 ポケストップまで歩く。回す

〇リワード
 モンスターの出現(予測不能)
 アイテムをゲット(予測不能)
 モンスターのゲット(予測不能)
 レベルが上がる

〇インベストメント
 友達になる。
 友達へプレゼントする。
 ジムへポケモンを配置する。

〇内的トリガー
 友達からプレゼント来てないかな?
 ジムへ配置したポケモン弱ってないかな?
 レアポケモンとり逃さないかな?


いやー、完璧に説明できますね。
お見事!



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Text by Takashi Yoshida